電子ジャーナル価格の高騰【シリアルズ・クライシス】
電子ジャーナル価格の高騰【シリアルズ・クライシス】
2019年1月3日の大学ジャーナルオンラインに下記のような記事がでていました。
電子ジャーナルの高騰により、日本の各大学でジャーナルを買い支えられなくなる、という話は随分前からあったような気がします。
最近ではカリフォルニア大学がエルゼビア社の査読をボイコットするように呼びかけるという話題もありました。国内でも名古屋大学や大阪大学がエルゼビア社のパッケージ契約を打ち切った(名古屋大学は分野別で復活しましたけど)こともあり、現実味を帯びた事態になっているように感じます。
大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)で価格交渉をしたり、各大学でリポジトリを開設してオープンアクセスを推進したりしていますが、その活動にも限界がきているのかなと思います。今回の危機表明で政府からなにかアクションがあるか期待したいです。
Ten Stories That Shaped 2018
カレントアウェアネスに「Ten Stories That Shaped 2018」の記事が掲載されていたので、日本語訳にチャレンジしてみました。
やはり日本とは話題になっている事柄が異なっていて、訳すのも難しいです。
でも、今後日本でも問題になるかもなぁという事柄もちらほらあって勉強になりました。
時間が作れたら1つ1つの事柄についても深く掘り下げていきたいです。
各項目の★以下は補足情報です。
引用元
Ten Stories That Shaped 2018 | LISNews:
LIS Newsが選ぶ2018年の図書館・図書館情報学関連の10大ニュース(米国) | カレントアウェアネス・ポータル
目次
- The Opioid Epidemic Continues オピオイド蔓延問題の継続
- More Fake News フェイクニュースの増加
- Search Engines are Bigots 検索エンジンの偏り
- Prison Book Bannings 刑務所での禁書
- Judicial Issues Roundup 司法の問題のまとめ
- Honorable Mention 特別賞
- A New "Fake Paper" Scandal 新たな「フェイク論文」に関するスキャンダル
- Whither Open Access オープンアクセスの行方